有珠山について

ウソをつかない山

001.jpg1977(昭和52)年8月7日。昭和新山が誕生して32年目の夏。この日、有珠山は山頂火口原から大規模な軽石噴火を起こした。有珠山は、1663(寛文3)年に数千年の眠りから目覚めて以来、これまでに9回の噴火を繰り返している。20数年から50年程度の間隔で定期的に噴火を繰り返し、噴火の前には必ず前兆の有感地震群をともなうことから「ウソをつかない山」ともいわれる。しかし、噴火場所はいつも同じではなく、有珠山の山頂および山麓のどこかで噴火の可能性がある。また大規模な地殻変動をともなうことも特徴。1977年有珠山噴火は、誰もが恐れる山頂噴火だった。江戸時代まで山頂噴火は、常に山麓一円に破壊的な火砕流や火砕サージによる被害を与えていたからだ。